blog

2020/12/26 16:25

“かじゅある盆栽”をお求め頂く際に、お客様から「育てるのは簡単ですか?」という質問を良く頂きます。“かじゅある盆栽”との日ごろの付き合い方は、思いっきりシンプルに表現すると、①室内ばかりではなく、室外にも出して、日光や風にあてる ②水をあげる(水のあげすぎで枯れることより、水が少なすぎて枯れてしまうことが多い)の二つです。

かじゅある盆栽も太陽の光や十分な水分が必要である植物であることに配慮を頂ければ、日ごろの世話も楽しくなり、対話もできるような気持になってくると、多くのお客様からもお聞きしています。
その他に留意をいただきたいことを、整理させて頂きました。

1.どこに置くのが良いか?
かじゅある盆栽は室内ばかりに置くのはではなく、日当たり・風通しの良い場所にも出してあげましょう。かじゅある盆栽も植物ですので、太陽の光や風の流れを好みます。
・最も望ましいのは、日当たり・風通しの良い場所です。夏で直射日光が強すぎると、土の乾燥・葉焼けすることがあるので、1日の中で数時間の直射日光をがあたる半日陰に置くことが最も良いです。
・冬では、寒風が直接当たらないようにする、日当たりの良い軒下に置おけば、根を傷めずに済みます。
・ベランダや庭先のビニールハウス内に置く場合、雪や強風の時は取り出し面のビニールを下ろすことで、寒さや不要な乾燥を防ぐことができます。
・発泡スチロールのミニ温室では、底に水抜き用の穴をあけ、水はけを良くしたうえで、中に鉢を入れます。強風の時は蓋をしめます。
・室内では冷暖房の風が直接当たらないようにします。
・例えば2日間・室内に置く⇒次の2日間はベランダ等の外に出す⇒さらに次の2日間は室内に置く・・・というように、室内・室外で置き場所をローテーションされるのも良いでしょう。

2.水やりのタイミングと方法は?
鉢土が乾ききる前に鉢土に水をかけるのが基本です。小型のジョーロ、ペットボトルの口から鉢土の上に優しく水を垂らします。通常は数秒で鉢底穴から水が流れ出ますので、この水の流れが確認できれば、しっかりと鉢内に水が廻っていると考えて良いです。
◎春と秋 1日1回が基本
◎夏は1日2回がベスト。
◎冬は2~3日で1回が基本
・時々、葉水(葉に水を直接かける)をすることで、紅葉樹は紅葉が美しくなる、ハダニ防止等の効果もあがります。
・吸水の悪い鉢は、桶状の容器に水を溜め、鉢ごと水に浸し(水没させる)ます。数秒水内で鉢内の空気を抜き、新しい水を入れることができます。

3.肥料(施肥)
・春と秋に月一回 有機質の固形肥料を鉢縁に置く。苔がある場合は肥料を置く部分の苔を取り除く。1カ月で交換。
・梅雨、真夏、冬の施肥は避ける。
・お勧めの活力剤 メネデール(園芸関係店で市販されている。週1回、100倍に希釈して使用)